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Juno Reactor & Friends @ Sankeys, Daikanyama

 9連休なんて、夢中になって遊んでたらあっという間だった。と言うことで連休最後にして最大のイベント、ゴアトランスオリジネーターJuno Reactorが1年を経ずして再び来日。昨年は2組のテクノ・モンスターを観られたと言う点で大変な収穫、もう1組はUnderworld。混みそうだから日付が変わる前に店に入ってしまおう。なんか春日部から1本で渋谷ってすごくない?

 とはいえ、やはり開店直後は早すぎるな。メインフロアがオープンしてない。しばらくサブフロアでまったりする。サブフロアも悪くない、女性DJがスピンしてる。個人的な感覚だが、サイケデリック系は女性DJが多いと思う。ハウスも多いが、理由は違う。ハウスはブティックなどでBGMで使われるからだが、トランスの場合は早くからCDDJ、mp3DJが普及していたから。屋外レイヴが多いトランスは風で針が飛ぶアナログDJは最初からだめで、音源のデジタル化がされていない頃にはテープでDJしていた強者さえいたらしい。重いレコードバッグを持ち歩かないサイケデリック系DJは女性にも入りやすかった。

 さてメインフロアが開いた。いきなりバキバキにアゲてるぞ。DISC JUNKEYと言うツインDJ。気持ちいいほどストレートなファンキーテクノ。今日は早い時間からフロアはいっぱい(0:30でもういっぱい)。

 さて1:00からMarcus HenrikssonとDJ JOSKOのB2B。トランスらしいドラマチックなオープニングと思いきや、ガッツリミニマルでキタ!しかしカッコイイ。Richie Hawtinを彷彿とさせるような曲もあるが、やはりウワモノをよく聞くとトランスらしいスペイシーな音。

 そして何よりも素晴らしいのがクラウドのクレージーさ!DJなんて観客の良し悪しでセレクトが変わるからね。クレージーなクラウドならよりクレージーなセレクトになり、相乗効果をもたらす。

 2:40頃に御大がブースに現れる。結局5分くらいPCのセットアップだけしていなくなったが、いい雰囲気のパーティ、そんなちょっとしたことでフロアもアガってくる。3:30の登場が待ち遠しい。Junoが近づくにつれ、かつての全盛期のYELLOWのように、フロアで身動きが取れなくなるようなフロアの込み具合を体験。

 さて3:30、ヤバい波がキタ!と言う感じ。ドラマチックなフラメンコギターのイントロで始まり、胃の底に響くような独特のキック音。これこそゴアトランスの始まりの音。Ben Watkinsは2000年代はよりプリミティブなエスニックサウンドの追求にハマッて行ったが、2010年代を過ぎると再びトランスシーンに戻り、より進化したトランスを生み出し、去年のSMFでガツンとやられた。そして今回も、500人限定のクレイジーなゴアトランスフリークが熱狂するフロアは、あの頃イニシエーションを受けた頃の衝撃が再びよみがえったかの感じ。オープンエアレイヴではこの興奮はあっても、屋内の、ムッとするような蒸し暑さ息苦しさの中で体験するのは本当に久しぶりだ。この独特なキック音を求めて、私たちは山奥や離れ小島のレイヴ会場に足を運んだのだ。

Junoのライブが終わったらまっすぐ帰るつもりでいたのに、次のDJ、ALTRUISMもヤバかった。見た目若そうなのに、めっちゃオリジナルゴア色の濃いセットではないか!と言うことで5時半まで踊り倒す。フロアにもまだかなりのフリークな連中がカオス状態で踊り狂ってる。これこそ僕が20年以上愛してきたクラブカルチャーの全て。曇ってはいたが、気持ち良い朝を迎えた。渋谷から地下鉄へ。