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★武蔵坊主弁慶☆

武蔵坊主弁慶

2011.11.1707.03

「お前なんかキライだ」

そういふと捨松は馬を片手で持ち挙げ

義仲に向かって投げ捨てた

あれって、あかりちゃんじゃ

あかりちゃん待って

大石くんが

ばーか

このうんこたれ

義仲には捨松のいった意味が解らなかった

愛する息子を叱ったからだろうか

しかしポニーの散歩に出かけた息子の後をつけてみると

噂されるようにポニーを背負い町娘と仲良く話ながら歩いて行く姿をみたからである

噂は本当だったのか…

義仲は捨松に近づき問いかけた

「坊よ、お主はいったい何をしておるのじゃ」

馬は我等を乗せ戦場に行くものじゃ

それなのにどうして坊はそれを担ぐ天には道理がある冒していけないものが世の中にはある

それを破る物には死が待っておる

わかるな

義仲は悩んだ戦国の世は過ぎたとはいえポニーをいくさで背負いツインテールで出陣するなどと義仲自身考えたこともないしそんなことが出来るツインテール人間がこの世にいるとも思えなかった

オラララララララ

オラなんていったことないオララララオラオー

義仲はこの子に得体の知れないものを感じた

※以前ワタシも雀の子供を救出するため道路に飛び出した男性をみたことがあるがこの話しの男性とは全く関係ない

きゃあー

この子はいずれ災いを呼ぶ

義仲は捨松を捨てよと命じた

捨松を捨てたのはよいが義仲は日々どうしても捨松のことを考えてしまう

記憶から消そうとすればするほど捨松の屈託なく笑ったあの顔が浮かび上がってくる

そして小さな手が義仲の耳をくちゃくちゃする仕草など今となってはすべてがいとおしく切なくそして良い思い出でしかなかった

ごめん言い過ぎたソコソコいい思い出だった

今の義仲の心は捨松をほうり投げたやうな美しい海の青さはなかった

殿様、

食事の膳が運ばれてきた食欲がないと一度は断ったが身体に障るという近従の強い勧めで膳に箸を付けようとするとなんとそこには

荒海に捨てた筈の捨松がかまぼこ板の上に乗って笑っていたのだ

ザフフフーン

お主…いつの間に…

エヘヘ

義仲は箸を投げ捨て捨松を強く抱き締めた

ぎゅううううう

父上痛いよう

生きておったのかよし、よし、生きておったのか

捨松は嬉しがる義仲の顔を撫で回した

「やっぱり父上は父上だなあ」

捨松は義仲に向かってそう云うと先ほどまで自身が乗っていたかまぼこ板の縁に丸めた鼻クソを何個も並べた

・・・・・

お、お主何をしておるのだ

父上知らないの?鼻くそパーティに決まってんじゃん

おめーしらねえのかよ

「鼻パー」

ぐぐっ

義仲は捨松を殺すと決めた

おわり

(´_ゝ`)次回、風馬の小太郎の妹に恋される捨松

★こういうのつくらない