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【米国】分かりやすいですな

その方向性はさておき、分かりやすさこそトランプ政権の基本的なスタンスですので、この対応も非常に分かりやすいものです。

NYTなどは選挙戦中にボロクソにトランプ氏を貶しましたので、安倍総理との就任前のトランプタワーでの会見でもその事実は意気投合のきっかけに使われました。

だからといって締め出すのは少々やり過ぎではあります。

双方が互いに牽制し合って、良い方向に転ぶといいのですが……。

そんなトランプ氏の演説内容を分析したコラムがありました。

トランプ「演説の語彙力」は、ほんとうに低かった:研究結果

http://wired.jp/2017/02/24/language-won-trump/

『2016年米大統領選挙の候補者や歴代大統領の演説を分析した結果、ドナルド・トランプの語彙レヴェルは最も低いことがわかった。彼が使う文章は短く、繰り返しが多く、含まれている情報量も少ないといったことも明らかになった。』

冒頭からいきなりミスリードから始まるとは思いませんでした。

演説の語彙が少ないからといって、本人の語彙が少ないとは限りません。

唐突に本人の語彙レベルが低いと決めつけるとはびっくりです。

トランプ氏に限らず、すべての政治家にとって最も重要なことは、自分の主張を理解してもらい、その主張を支持してもらうことです。

オバマ氏が選挙戦中にやったのは、選挙権があるにも関わらず埋もれていた中間層以下のアフリカ系の若者を掘り起こすことでした。

アメリカでは18歳で選挙権が得られますが、日本のように選挙のたびに自動的に通知が来るわけではありません。

役所に出向いて自分で登録しなければいけません。

そうして初めて投票できるようになるんですが、登録していない人々も少なからずおります。

その原因は、教育レベルの問題による無知や貧困などだったりします。

そんな選挙権があるにもかかわらず登録していないアフリカ系住民を掘り起こし、登録までの手続きのアドバイスを行い、場合によっては支援者が付き添って登録させました。

トランプ氏はそれを白人の若者たちに対して行いました。

割合はそれなりに減ったとはいえ、アメリカを構成する人種の内、最も多いのはまだまだヨーロッパ系の白人です。

そして彼らの中にも忘れ去られた人々が少なからずおりましたので掘り起こしました。

つまり政治家が自分の主張を認めてもらうには、下は最も教育レベルの低い素朴な方々から、上は超エリートまで幅広く理解してもらわねばいけません。

上は勝手についてくるでしょうからいいとして、下に理解してもらうには極力分かりやすくセンセーショナルな演説にしなければいけません。

そういった意味で、トランプ氏は成功したと言えるでしょう。

■トランプ政権、CNNやNYT閉め出す 記者協会が抗議

(朝日新聞デジタル - 02月25日 09:27)